気仙沼 古谷館八幡神社さんの御朱印デザインを担当させていただきました。
震災後、気仙沼市の早期復興を願い、埼玉県熊谷市の皆さんが「花の嫁入り」と称して「熊谷桜」の植樹活動を実施してくださっていましたが、今年はその植樹された桜が1000本になり、活動も一区切りとなるとのこと。そこで熊谷桜の御朱印をと依頼をいただきました。
熊谷桜は早咲きの八重桜。熊谷直実が一ノ谷の合戦で先陣争いをしたという故事にちなんで名づけられたとされています。
歴史ある熊谷市との繋がりや活動の経緯、20年後、30年後の気仙沼の風景をと、未来に希望を託すご依頼に緊張しましたが、八幡神社さんを訪れお話を伺う中で、やはり暖かく穏やかな気仙沼の春の日をお持ち帰りいただけるようなものにできたらというところに気持ちが落ち着きました。
まったく別のルートからご依頼を受けたのですが、八幡神社さんは、私が幼い頃に良く遊ばせていただいた場所で、馴染みの深いところです。こうしてご依頼を頂戴し、少しでもご恩返しができる機会を頂けたことは本当に幸運でした。
春には熊谷桜をはじめ、ソメイヨシノや樹齢推定400年のエドヒガンなど、たくさんの桜が参拝する方々を迎えてくださることでしょう。是非多くの方に訪れていただきたいと思っています。
